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「非暴力」を貫きたい−2 [福岡女性九条の会]

さて、「非暴力」を貫きたい、第2回目です。

講演会の他にも、1〜2ヶ月に1回、「茶話会」を行って、
集会の準備や勉強会をしています。
勉強会といっても、決して堅苦しいものではありません。
土曜日の午後、お菓子やお茶をご一緒し、楽しく、真面目に語り合う会です。
たとえば、一昨年は、秋の講演会にゲストとしてお呼びした
富山妙子さんの絵画や作品集を集まったメンバーで見ながら、
富岡さんの人生やその中で考えてきたことなどについて語り合いました。
富山さんの満州での生活体験と関連して、メンバーの中の引き揚げ経験者の方が、
涙ながらに思いを語ったこともありました。

また、昨年は、東日本大震災とそれに続く原発事故を受け、
メンバーの中にいた物理学の専門家の方から、
原子力発電のしくみとその危険性についてお話してもらう回を設けました。
現在でこそ少し影を潜めてきているものの、事故当時は、
マスコミでも「安全キャンペーン」のオンパレードで、
原発の危険性について語る識者が、ほとんどテレビや新聞に登場しない
という時期がありました。
そんな中で、決して大人数ではない茶話会で専門家の方から直接お話を聞き、
その場で気軽に質問ができたことで、マスコミによって流されている情報が、
いかに偏ったものであるかを実感できた勉強会でした。

私たちは、このように、気軽に集まり憲法九条や平和への思いを語り合う、
そして年に1回は、外部の方にも向けて私たちの思いや活動をアピールする
という方法で、憲法九条を護る運動を続けています。

会の活動紹介でだいぶん長くなってしまいましたが、
私が弁護士として働く中で思うこと、それは、「暴力は絶対に許せない」
ということです。
当事務所には、夫・恋人から暴力を受けた女性、
会社の中でセクハラ・パワハラ(優越的な地位を利用した性的暴力
あるいは言葉や言動による暴力や嫌がらせですね。)を受けた方が
多く相談に来られます。
ご相談を受ける中で、いかに暴力が人を傷つけるか、
その尊厳や自信を奪うかを日々痛感します。
そして、「暴力という力で相手をねじ伏せる」という理不尽に対して、
憤りを感じる毎日です。

この「暴力という力で相手をねじ伏せる」最大のものが戦争だと思います。
ですから、私が日々弁護士として向き合う事件と戦争は、
決して無関係ではありません。

戦争は、人間の手、理性の力で止められる最大の人災です。
私たちは、「非暴力」という方法によって、誰も戦争に巻き込まれることのない、
安心して生活できる世界の実現を、今後も求めていきたいと考えています。
そして、そのために、「非暴力」の精神を貫く憲法九条を
何としても護らなければと思っているのです。

私たちの理念に共感していただける方は、是非、
福岡女性九条の会へご参加ください。入会費、年会費は無料です。
そして、平和が一番なのはもちろんだけどどうしていいのか分からない、
自分にできることなんてあるんだろうか、
そもそも憲法九条ってよく分からない・・・
そんな方も、是非一度、茶話会へお越しください。
私たちと、平和について語り合いましょう。

入会の資格は、「福岡に住んでいる女性であること、
憲法九条を護りたいという思いを持っていること」、これだけです。

これまでの活動の詳細は、ホームページに掲載しております。
また、入会申込書なども、ホームページからダウンロードできますので、
下記URLからご覧下さい。

http://www.f-josei9.org/index.html
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