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調停と子どもの病気 [調停・裁判]

 ようやく3月の声をきくことができましたが、子どもたちの周りでは、まだまだインフルエンザその他の感染症が猛威をふるっていますね。 
 育児中のお母さんにとっては、子どもの発熱!、病気!、特に感染症!などは、とても心配で大変なことだと思います。
 病気は人を選ばない・・とは言いますが、実際に、調停や裁判をがんばられている最中の方であっても、ご自身や子どもさんがインフルエンザをはじめとしたいろいろな病気・怪我・事故などで、どうしても裁判所に出られないという場面はあります。特に感染症の場合には、病児保育も利用できない、知人にも頼めないという八方ふさがりの状態になられる方も多いのではないでしょうか。
 これまでに何度か、調停をしてみたいと思うんだけれども、いざという時に子どもを預けられる人がいないので悩んでしまうというお話をうかがったことがあります。
 元気なお子さんであれば、調停の日にだけ親族・知人・託児サービスなどを利用する方法か、親族・知人・子どもさん達に裁判所に同行してもらい、ご本人が手続きに入られている間だけは裁判所内なり近隣の適当な場所なりでお待ちいただくという方法をとられる方が多いかと思います。
 問題は病気の時ですよね!。 
 結論から言うと、調停も裁判も人間のすることですから、誰にとっても病気や事故は避けられません。
 そうしたやむを得ない事情があれば、相手方だけが参加する期日を開催しておいてもらって自分の言い分を述べる期日は後日あらためて開催してもらうという方法、自分は欠席して自分が依頼をした弁護士のみが出席をする方法、期日そのものを日程変更してもらうとう方法など、相手や裁判所の意見もふまえながら、何らかの方法を何とか検討していくことは可能です(もちろん、できるだけ出席の努力をして、どうしてもだめな時に、と考えておかれるとよいと思います)。
 いろいろな手続きをとらなくても円満に問題解決ができれば何よりですが、もしも手続きをとりたいのに、「子どもを預かってくれる人がいないけど?」、「子どもが病気になったら?」などと、いろいろなことが気になって、あと一歩を踏み出せないという時には、長くお一人で悩まれるよりも、お気軽に、「もしも、こういう事があっても大丈夫?」と弁護士や裁判所に相談してみられてくださいね。
(郷田真樹)
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