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春らんまん [日常]

自転車通勤をしていると、季節の移ろいを感じることが毎日の楽しみになりますが、とくにワクワクするのが春ですね。
 子どもの頃、母との散歩中にはいつも花の話を聞いていたので、大人になった今でも、梅の花で冬の終わりを知り、ハクモクレンの甘い匂いに春のよろこびを感じます。
 ハクモクレンが開ききるころには、桜の見頃が近づいています。桜が満開で、気温が暖かくて、雨も降らなくて、しかもお休みで…そういう条件が揃う日は、たいてい年に一日あるかないかですが、その日に合わせて多くの人が集まってお花見をしている姿を見ると、町全体の春に対する高揚感が伝わってきます。
 
 花より団子ではないですが、八百屋に並ぶ野菜からも春の訪れを感じます。
 お店でワラビの灰汁抜きを教えてもらったり、5束で150円の高菜の調理に奮闘したりと、挑戦しがいのある季節です。5束まとめて売っているワケギも買ってきて、ザクザク切ってお鍋に入れて、甘みを堪能しました。
 ビニールハウスで栽培された野菜が季節に関係なく出回っている今の時代でも、春野菜を楽しめるのは今の季節だけですよね。とくに福岡の春野菜は、新鮮で安くて量が多くておいしいです。
 今の家には、母が使っていたような大鍋も糠もないけれど、どうにか工夫して、タケノコも制覇したいと思います。

 春と言えば、新生活。そこかしこで、大きなランドセルを背負った小学生や、真新しい制服に身を包んだ中学生や高校生たちの、期待と不安が入り交じった顔を見かけます。
 弁護士の仕事には季節が関係ないので、春だからといって気持ちを切り替えることもないですが、エレベーターで乗り合わせた他企業の新入社員の緊張した面持ちを見て、私も弁護士登録したころの気持ちを思い出させてもらいました。
 花や野菜で元気をつけて、新入社員に負けないように、今年も1年、成長していきたいものです。
(中西俊枝)

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