SSブログ

日々の生活から、ジェンダーを考える [日常]

3歳になる息子は赤色が大好きです。
赤い洋服を着て、赤い靴を履き、線路沿いを散歩すれば赤い電車が走るのが見えて大喜び。
今度、保育園で草履を購入することになりました。
鼻緒の色が二色あり、赤か青か選べるようになっています。
保育園の男の子は、みんな青い鼻緒の草履を履いています。
でも、息子は当然「赤いぞうりがいい!」。
息子のリクエストに応えたいと思っています。
 
前置きが長くなりました。「ジェンダー」という言葉、多くのみなさんが一度は耳にされたことと思います。
ジェンダーとは、「社会的・文化的に形成されてきた性別」と定義されています。
要するに、「男だから〜〜するべき、女だから〜〜するべき」とか、「男らしさ女らしさ」といった、当たり前のように求められてきた価値観そのものや時代背景に対する警鐘として生まれた概念と言われています。

でも、ジェンダーを前提とした考え方は、まだまだ根強く残っています。

「夫が妻を叩くのは夫婦喧嘩の延長だ。」
「男の浮気は勲章。」
「女がでしゃばるな。」
「誰が食わせてやっていると思っているんだ。」など。
離婚相談で夫や周囲から投げつけられた心ない言葉の数々です。

どれも、男と女の生物学的な違いとは全く関係のない、偏見です。

最近、メディアなどを通じて「イクメン」の活躍が浸透しつつあります。
夫は外で働き、妻が子育てを担当するべきだという固定的役割分担を打開してくれる、イクメンの今後のますますのご活躍を心から願っています。
実は、この「イクメン」という言葉自体、父親が母親と共に育児をするのは当たり前だと考えておられる方々にとっては違和感があるかも知れません。
それでも育児に積極的に参加している男性陣にエールを送りたいと思います。

息子には、男らしさを押しつけたくない、逆に、否定したくない。
いつでも、自分らしくあって欲しい。
そして、いつの日か立派な「イクメン」になって欲しい。
(あ、それは親がどう育てていくかにかかっていますね。)
 
PN 春爛漫ちゃん
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。