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私の山野草ガーデン [日常]

 私は、庭仕事が苦手です。
 なぜかというと「草むしり」が嫌いだから。
 草むしりが嫌いなのは、蚊に刺されるのがいやだから。
 
 私の理想の家は、庭が狭くて、でも前が開けていて窮屈な感じのしない家です。
 今の家は30数年前に、この理想にぴったりということで手に入れた階段状の土地の一番上の2段に建っています。
 
 下の土地は、ほったらかしの幅1メートルくらいの土地です。
 年に2,3回、丈の高い草だけをむしります。
 そうしているうちにだんだん背の高い草は生えなくなってきました。
 背の低い草は、地球の緑化に貢献していると考えています。
 
 ここには、二階のベランダに誘引している「むべ」以外は何も植えていないのですが、どこからか飛んできた種で、いろいろな花が咲きます。
 今の時期は、去年と今年、小さなかわいいポピー、キンポウゲ科のウマノアシガタ、ムラサキカタバミなどが咲いています。
 ポピーは、一番小さいのは高さ10センチくらいで直径1センチの花がしっかりさいていますが、ナガミヒナゲシという外来種で、各地で急増中だとか。
 ムラサキカタバミも繁殖力の強さから要注意外来種に指定されているそうです。
 「要注意」かもしれませんけど、我が家の雑草ガーデンでは歓迎しますよ。
 
 上の段の敷地は、道路に面していますので、家の周りに幅三〇センチくらいの庭(というにはおこがましい舗装していない部分)をつくり、そこに山野草を植えています。
 山野草といえば聞こえはいいけれど、はっきり言えば雑草の一種ですね。植えたものが、ここの土地が気に入って増えてくると、草ボウボウという感じになってくることもしばしば。
 でもうかつに草むしりはできないのです。
 自分が植えた山野草かもしれないのですから。
 
 先日も、これは、雑草だろうとおもって二本ばかり抜いたところで、はっと思い出しました。
 「そういえば、去年雑草と思って抜いているときに、途中で気がついて後悔したぞ」と。
 あわてて、去年の写真を見てみると、ありました。
 これはホタルブクロだったのです。
 写真をつけておきますね。

 あまり増えすぎそうなもの、たとえば私の大好きなギボウシはたくさんの種類があるので一種類毎に鉢植えにして玄関脇においています。
 また、山野草の店から買ってきて、地植えにすると消えて無くなりそうなものも、鉢植えにしています。

 もう一カ所は,リビングのベランダで、鉢植えの緑と小さな野の花を楽しんでいます。

 基本的に、園芸店で人目を引くように売られている花は、うちにはありません。
 よくよくみないと見落としそうな花が好きなのです。
 こんな可憐な花をみていると、心が安らぎます。
 
 これはきっと、私が阿蘇の山の中で育ったからでしょうね。
辻本育子

写真.JPG
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