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危ない!秘密保全法〜パブコメ出しましょう [日常]

 秘密保全法という法案がこの秋の臨時国会に提出されることをみなさんご存知ですか?
とっても法案の概要はとっても難解なのですが、簡単に説明すると、国にとって特に重要な情報を「特定秘密」に指定し、それを取り扱う人を調査・管理して、その秘密を外部に知らせたり、外部から知ろうとしたりする人などを処罰するというものです。
 一見もっともらしく聞こえますが、実はこれ、とっても怖い法案です。
 というのも、どのような情報を「特定秘密」と指定するかに明確な基準がないのです。つまり、国の安全保障に支障となりそうな情報を政府の裁量で指定できる、ということになるのです。
もっと簡単に言うと、国が勝手に、何を秘密にするかを決められる!ということなのです。

みなさん、どう思いますか?

 たとえば、原発のことや、放射能汚染に関する情報、自衛隊に関する情報などが、突然ある日、「特定秘密」に指定され、私たちには情報にアクセスすることすらできなくなるとしたら。
 情報を仕入れて発信するのが仕事のマスコミの取材、発表活動も、当然罰則の対象になりますから、新聞やテレビにも、これらの情報が一切流れないという事態もあるのです。
 そうなってしまえば、私たちには何も真実が知らされないまま重大な決定がなされて、国家の行く末が時の政権にいいように動かされていくことだって容易に想像できます。

 指定された「特定秘密」を漏らしたり、その情報を不正に入手したりした人には、懲役10年以下の刑が科されることになっています。これは、刑法でいうと、窃盗、詐欺、恐喝などと同じくらい重い罪です。

私たちには、憲法によって、
  表現の自由
  知る権利
  プライバシー権
などが保障されています。
また、マスコミには報道の自由、取材の自由があります。
この法案は、これらの権利をないがしろにするものです。

こんな怖い法案、絶対に通してはなりません。

 そこで、私たちにできることですが、今、政府はわずか2週間の募集期間ではありますが、パブリックコメントといって、国民から広く意見を受け付ける制度を実施しています。
こんな重大な法案なのに、受付期間が2週間という他の法案に比べても短い期間で、なるべくこっそり成立させたい政府の思考がみえみえですが、少しでも多くの声を寄せましょう!

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060130903&Mode=0

パブコメの募集締め切りは9月17日です!

とにかく反対の声を上げることが重要ですが、何を書いていいかわからない〜という方のために、反対意見のパブコメ案というのが4つほど出されています。

秘密保全法に反対する愛知の会ホームページより
http://nohimityu.exblog.jp/

特定秘密保護法案の概要に対するパブリックコメント募集
(13/9/17(火)締切)に対し、日弁連がパブコメ文例を出しました。
そのまま出せる4つのバージョンです。
拡散もちろんOKとのことです。ヘッダの「文例」となっているところは消してから提出してください。

・パブコメ意見書案1ページ版1
 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/130912nichi1-1.doc
・パブコメ意見書案1ページ版2
 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/130912nichi1-2.doc
・パブコメ意見書案1ページ版3
 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/130912nichi1-3.doc
・パブコメ意見書案3ページ版
 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/130912nichi3.doc


上記を参考に少し変えて、もちろんそのままでも!
ぜひ反対の声を国会に届けましょう!

私は反対のパブリックコメント、出しましたよ!
ちなみに女優の藤原紀香さんも、反対のパブリックコメントを出したとか〜。

弁護士 原田純子
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