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弁護士の卵の雑感~弁護士に必要な「力」~ [日常]

こんにちは。司法修習生の平田えりと申します。
司法修習生というのは、司法試験合格後の1年間、裁判所や検察庁・弁護士事務所などをまわって実務の勉強をする、法曹の卵のようなものです。私は今、女性協同法律事務所で2カ月間研修をさせていただいています。研修では、先生方にひっついて、裁判や調停・法律相談等をそばで体感する毎日です。今回は、そのような中で感じた、弁護士に必要な「力」について書き留めておきたいと思います。
○ 共感力
 ご相談に来られる方それぞれの悩みに共感し、ともに解決を目指す力です。ご相談者には、誰にも悩みを話せず、1人で心の荷物をたくさん背負って来られる方も多くいらっしゃいます。私は、ご相談者のお顔がふっと明るく、前向きになられる瞬間に幾度も立ち会ってきました。それはもちろん、法律的な解決の道筋が見えることにもよるのだと思いますが、「共感」という手で重い荷物をそっと支える伴走者を得た安心感によるものだと感じています。
○ 傾聴力
 時間の制約のある中で、ご相談者のお話に耳を傾け、必要な情報を聴きとる力です。妥当な解決方法をみつけていくには、ご相談者のお話にじっくりと耳を傾けることが必要だと思います。反面、時間は無限にあるわけではなく、‘同種の問題でご相談者が困るポイントは何か’という経験をもとに、ときには話をリードすることも必要だと感じています。
○ 人間力
 弁護士の本分は、もめごと-しかも、多くの場合が‘人生に1回あるかないか’のもめごと-を解決したり予防することです。そのときに「この弁護士なら信頼できる」と思っていただくことが,よりよい解決への第一歩だと思っています。私は、女性協同の先生方のひとつひとつの仕事に対する姿勢や生き方をそばで見て、人間力の磨き方を学ばせてもらっています。

弁護士に必要な「~力」に気づいたとき、私は嬉しくなりました。なぜなら、私は、頭の回転が特別速いわけでもないけれど、「~力」は一朝一夕に身につくものではなくて、こつこつやることが得意な‘カメ’派の私でもこれからの生き方次第で身につけていくことができると思ったからです。
女性協同法律事務所での研修もあと半月。たくさん吸収できるよう、がんばります!☆
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