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弁護士の卵の雑感その2~弁護士に必要な「力」~

はじめまして。

女性協同法律事務所で1月末まで研修をさせていただいた司法修習生(女性、30代)です。

司法修習とは、裁判官、検察官、弁護士になるための1年間の研修で、そのうち、弁護士事務所での研修(弁護修習)は2か月間です。

同じく女性協同法律事務所での弁護修習中に、弁護士に必要な「力」として、共感力・傾聴力・人間力、の3つを挙げた先輩に続き(2012年3月15日の記事をご覧くださいませ)、僭越ながら私も、2か月間の弁護修習を経て実感した弁護士に必要な「力」を3つ挙げたいと思います。
http://josei-kyodo.blog.so-net.ne.jp/archive/20120315

○体力

まず驚いたことは、弁護士の先生方の体力です。

自分のこと、家庭のこと、仕事のこと、社会のこと、多方面で活動しつつ、とても健やかなるご様子。

私も、丈夫な体と体力には自信があったのですが、それは自分の世話だけをしていればよい状況においてのもの。これから健康的に体力をつけるべく、適度な運動と正しい食生活を心がけます。

○忍耐力

弁護士の仕事は、共感力・傾聴力を発揮していろいろな方々と円滑な関係を築くことと、各種書面を作成することが二つの柱です。

書面の作成には、依頼者の方のお話をもとに、事実と証拠をひとつひとつ積み上げて、法的主張を導くという、とても忍耐がいる細かい作業が要求されます。

今まで、どうすれば手間を省けるかを考えることに手間をかけてきた怠け者の私は、この地道な作業を体験し、意識改革ができました。依頼者の方の大切な人生を法的立場で支援させていただいている、ということを忘れずに、地道に、丁寧に、誠実に、仕事をしていきたいと思います。

○総合力

弁護士は、ありとあらゆる優れた「力」を持っていなければできない仕事なのかと問われれば、そうではないと答えます(念のため、私が出会った先生方が優れた「力」を持っていないという趣旨ではありません…)。

弁護士だって人間だもの、個性はそれぞれ、得意不得意もあって、それがよい、と思います。
もっとも、総合的なバランス感覚がないと務まらないことは確かです。自分自身に足りないものを把握して、それを補うためにどう対処すべきかについては、常に考えておきたいと思います。


最後に、私も弁護士を志す身でありながら、自分自身が家庭の問題(特に離婚)を抱えたときには、女性協同法律事務所に相談に行こうと心から思います。本当に頼もしいです。

安心して離婚できると思えば、安心して結婚できるのではないか…。それはとても難しい問題です。

(修習生)
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