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女性と家事 [離婚]

 私は、片付けがとても苦手だ。
 
 とりあえず積み上げてしまうので、仕事デスクの上は、しばしば山積みになる。
 自宅でも同じで、置き場所が決まっていない物を、つい、部屋の隅とか台所のカウンターの上などに置いてしまうので、掃除をしたり作業をするときには、まずそれをどけなければならない。いらない物は捨てる・・というのが鉄則らしいが、なかなかできない。
 戸締まりもうっかりが多い。朝起きたら、窓がすっかり開いていたとか、玄関の鍵は閉まっているけど、勝手口は開いていたなどということがよくある。
 料理は好きなので、レシピをみたり、テレビ番組等で紹介されたものを、色々アレンジして作る。11年間子どもお弁当を作ったが、余り苦にはならなかった。でも、焦がしたお鍋を磨くのは苦手で、すぐ頭痛がしてあきらめてしまうので、夫がせっせと磨いていた。

 と、ダメ主婦なのだが、どうも世の中には、女性は当然家事ができると思いこんでいる人がいるようだ。離婚訴訟をやっていると、夫側から、いかに妻がダメ主婦かということを示すために、散らかった部屋とか、品数が少ない食事の写真などが出されることがある。そして、それをさぼりとか手抜きとか言われる。でも苦手ということだってある。ましては、好きでもない家事を、一日13時間労働(寝る時間と食事書く時間を除けば拘束13時間労働だ!)でやっているのだから、したくないことだってある・・って思っていただけないのかな・・。

 一方で、夫はお金を稼ぐ人、稼げない夫はダメ夫と思いこんでいる人がいることも確かだ。働かずにお酒、パチンコ三昧だとしたら、離婚したいと思うのは当然かも知れないが、「リストラにあった、病気になったのも夫のせい」では、世の男性もかわいそうな気がする。

 「男は仕事、女は家庭」という役割分担は、本人達がそれが好きで、片働きでも生活していくだけの十分な収入が得られる場合はいいかもしれない。しかし、世の中がそうだから、両親もそうだったからという理由で何となく選択してしまうと、思わぬ落とし穴が待っているということを、つくづく感じる毎日である。
                                                            原田直子
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