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山笠

 東京でウン十年暮らした私が福岡に来て5年目に突入。
 福岡に来たばかりの頃は、納豆のタレが甘いこととか、大衆居酒屋で出てくる刺身がお手頃な値段で東京の高級寿司屋並みに新鮮でおいしくいただけることとか、一つ一つの福岡カルチャーに驚いていましたが、あっという間に馴染み、今は立派な福岡市(県)民を自負しています。

 そんな中、これぞ福岡!と毎年感じるシーズンがあります。
 街中に飾り山が登場し、法被を羽織った山のぼせ達が誇らしげに道を闊歩する、今の時期。
 そう、山笠です。

 弁護士にも山のぼせがいます。
 例年6月下旬ころ、「もうすぐ山笠。」を合い言葉に、周りの弁護士達がA先生の業務のサポート体制に入ります。
 堂々と山笠に熱い想いをぶつけられるA先生、そして、当たり前のように支えていく周りの先生達。
 山のぼせを支える大らかな福岡の土壌に一種の感動すら覚えます。

 そして、伝統あるこの祭りは女人禁制。表舞台に立てるのは男衆だけです。
 相撲の土俵と同じく、女は不浄の者というのが由来。
 女性には「詰め所」にも入れないしきたりもあるそうです。
 でも、詰め所に用意されている仕出しを見ると、縁の下で女性達が男衆を支えているのがよく分かります。
 「毎年祭りに出られるのはあなたのおかげだよ、ありがとう。」
 お連れ合いに感謝の言葉をかけていますか?
 男衆達に聞いてみたい・・・。
 
 何はともあれ、あと2日。
 7月15日のクライマックス「追い山」に向けて福岡市が一番熱くなります!
 いつか櫛田神社に見に行ってみたいけど、今年もテレビで見ようっと。
 
(柏熊志薫)
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